【タリパラウ】
バスドラム=大太鼓のことです。曲をリードし、O'teaの肝となります。
初心者はこのドラムから始めるのがよいとされていますが、同じテンポをキープしながら叩くのは、なかなか奥が深くて難しいです。
しかも大きいので、かなり体力と筋力を必要とします。
【パフトゥパイ】
とても背の高いドラムで、叩くときは立って素手で叩きます。
タリパラウの次に始める楽器とされています。
少人数で演奏するときなど、いない場合もあるのですが、パフトゥパイがいると曲に幅と勢いが加わるので、とても雰囲気が出て気分がノッてきます。
【ファアケテ】
小太鼓です。ドラムスティックで両手で叩きます。一番スピード感の出る楽器です。
音程の違うファアケテを2つ以上用意して演奏されることが多いようです。
曲の出だしをファアケテで始めることも多く、パフトゥパイの次に始める楽器とされています。
【トエレ】
ドラム隊のメインのリズムを叩く楽器です。一番難しいためか、最後に始める楽器とされています。
トエレが叩くリズムのことをペへと呼び、たくさんの種類がありますが、頻繁に使われるリズムは10~15種類程度です。
トエレのサイズは、大・中・小のサイズがあります。
大サイズのトエレは「グラントエレ」、中サイズのトエレは、「オロ」、 小サイズのトエレは「クロシェ」「リマ」などと呼びます。
グラントエレは立てた状態で叩きますが、中サイズのトエレはイハラとセットにした「コンビ」と呼ばれる楽器に横向きにセットされることが多いようです。小サイズのトエレは、手で持って叩くことが多いです。
これらのトエレを1本、または2本のスティックで叩きます。
材質は、ボディーの部分はマホガニー、叩く部分はパインツリーなどが使われています。
【イハラ】
竹=バンブーのことです。細い竹をを何本か束ねて叩きます。叩くと大雨が地面を叩きつけるような音がします。
カヴァとイハラをセットにした楽器=コンビと呼ばれる楽器を、トエレ奏者が両方を叩き分けて使うことが多いようです。